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更新日時 03/05/11 0:42
本日のデータ
日付
5月 9日
天気
旅行日数
303 日目
体調
良好
本日の移動
 白峰村(市ノ瀬登山口〜白山登山)〜辰口町
走行距離
61.7 km   
現在地
石川県辰口町
総走行距離
12908.3 km   
宿泊地
道の駅・しろやまさん
今日の出費
食費
598 円    
宿泊費
0 円    
観光費
0 円    
雑費
350 円    
経費詳細

 雑費:白山麓総湯温泉




2702m

 本格的な冬山、昨夜からたった一人のシーズンオフのキャンプ場で過ごし、それだけで不安が高まるのに、さらに登山のことを考えると不安でいっぱいだ。ただ期待もある。それが入り混じり、複雑な夜は長かった。昨夜は昼寝もした事もありなかなか眠れずに、また気が高まっていたこともあるだろう。就寝は23時過ぎとなってしまった。そして4時前には起床した。

 まだ相変わらず霧で覆われていた。回復を祈りながらまずは自炊に取り掛かるのだが、さすがに寒い!寒さのあまりバーナーの燃焼が悪く、ご飯を炊くだけで大幅な時間が掛かってしまい、そのため出発自体が遅れてしまった。今日の山行は久しぶりの長距離&雪山そしてこの天気、道迷いや積雪のために予想以上のロスが考えられる為に出来るだけ早く出発したい。ただでさえ、登山口がやや遠い市ノ瀬となってしまっているだけに心配も多かった。さらに欲を言えば、下山後、この携帯圏外地帯を脱出して早くHPを更新しなければ!そんな焦りもあった。

 ここからは登山ということで時間も正確に追って行きたいと思う。
 5時10分、市ノ瀬を出発。山の谷間だけに朝はやや遅く、ようやく辺りが明るくなり始めたばかりだ。すぐ上空には思い霧のような雲が波を打ち、不気味な空気を作っていた。反面、下り方向へと目を移すと、朝日に照らされた雪山が光り輝き、まさに神秘的な光景を作り出していた。


朝焼けの山々


ようやく到着!
別当出合登山口

 ここから一般登山口となる別当出合までの数キロの山道は自転車で登る。ほんとは別当で泊りたかったのだが、水もなく、また雪も豊富だという話から断念し、こうして早朝から必死で急坂を自転車で漕ぎ上がっていた。時期に暗雲の中へと自転車は吸い込まれ、視界は鈍くなっていった。だが、時期に所々では青空が顔を出し、これはこのまま登ればいけるか?!そんな期待が高まりつつあった。どうやらいい方向に天気は向かって行きそうだ。

 それにしても坂がきついこときついこと!荷物を市ノ瀬に置いてきてほんとよかった。それでもあまりの急坂に息も上がり、また汗も流れ出すが、それでも、キィーンっと冷え込む気温のために、腕を捲くると、肌は暑いのに冷たく痛い。そんな不思議な感覚であった。

 6時、別当出合に到着。すぐ下の駐車場には2台ほど車が止まっているのが見えホッとした。だれも居ない冬山の山行ほど不安で寂しいものはない。たかが2台だけでも嬉しかった。さっそく荷物を整理して6時15分にはいよいよ登山へと出発した。

 雪は思ったよりも少なかったが、それでも、残雪は登山道を隠し探すだけでも一苦労であった。地図と辺りの展望を頼りに登っていく。常に地図を片手に持ち確認しながらであった。昨日の雨のためでトレース(足跡)は全て流されてしまい、唯一、あの車の方であろうトレースがたまに見つけることができたが、雪が氷のように固い為にほとんどそんなトレースが残ることがなかった。恐々一歩一歩確認しながら上って行くと、徐々に雲が晴れ朝日に照らされた山々の素晴らしい展望が現れ始めた。どうやら先ほどの重い霧を抜けたようだった。さらに標高を伸ばしていくと、もう雲ひとつない快晴の空!思わず「おおっ!!」っと歓喜の声をあげてしまうほどであった。


別山方面の山々

 登山道の方はもうさっぱり、仕方なく正規の道は諦めて、地図と、そして前回登った夏山のときの景色を頼りに登っていく。もう2年も前のことなのに意外と覚えているものだ。自分自身に感心しながらそんな記憶と地図を頼りに、真っ白に染まった雪面をまっすぐ上へ上へと登って行った。これがまたきついこと。普通ならジグザグに登っていく登山道も、この一面の銀世界ではそんな道はなく、一直線に登っていくことになる。逆に変にS時を描くと滑落しそうで怖い。ただ黙々と真っ直ぐに上って行くだけに、息は上がる一方であった。

 もうすぐ距離的に甚之助避難小屋が見えてもおかしくないはずだが・・・ そんな時であった、前方に人影が・・・ 孤独の世界から一気に解放された気分であった。すぐに追いつき、嬉しさのあまり世間話を交わした。だが、あまりにペースの違いに一緒にこの先も歩くわけも行かずに、また孤独の山行へと戻っていった。ただ、こうして人と山でふれあい、そして今、同じピークへと向っている人が居ると思うだけで、元気付けられ、また同じ一人でもまったく違うものとなった。足取りも軽くなり、気持ちよく登っていくと、先ほどから探していた甚之助避難小屋を無事に発見。7時40分のことだった。

 足を少し休めるほどの休憩にして先へと急いだ。ここから先は樹林帯を越え、見渡す限りの白銀の世界と変わっていくが、道のほうはここから一定感覚にポールが立てられていて迷う心配はなかった。ただ傾斜はきつくなるばかりで、こそさき滑落の恐怖との戦いであった。キックステップで足場をしっかり作りたいところであったが、また日の昇りが浅いこともあって雪は固く、とても打ち壊せる状態ではなかった。慎重にアイゼン(足に付ける爪)を雪面に食い込ませながら一歩一歩、トレースを作って登っていく。ちなみに自分より先行く人はいなようであった。


甚之助避難小屋


別山方面


一面に雪面!♪


別山をバックに!♪


黒ボコ岩にて


おお!山頂をバックに
(室堂より)

 黒ボコ岩直下では恐ろしいほどの急登で今回の登山で一番恐怖を感じた。ほんとにこんなところ登っていけるのだろうかと思うほどで、何とかクリアしたものの、こんどは帰りに不安が残った場所であった。

 黒ボコ岩へと上りきるとようやく山頂と対面することが出来る。その変わらぬ山頂の懐かしい姿になんだかホッとした。この先からは楽ですぐに室堂と呼ばれる山小屋へと到着した。営業しているかどうかは分からなかったが、表の玄関はどうやら開いているyぽうだったが、立寄ることなく、山頂へ向けてそのまま進むことにした。積雪で一階部分はほぼ埋まってしまっていた神社に登山の安全を祈りながら、山頂直下への登りへと入るが、ここは意外にも雪がない。あまりにも開けていて風にさらされるせいだろうか、アイゼンを外し、軽くなって軽快な足取りで一気に山頂へと上り詰めた。


見えた雲上の御嶽山


こちらは槍と穂高


一望!北アルプス


山頂の白山奥宮


山頂より別山


白山山頂にて!♪

 9時30分。無事に山頂!♪誰かいるかな?そんな期待をちょっとしてみたが、予想通りの誰も居ない静かな山頂であった。朝の天気を思うと嘘のような快晴で、御岳、乗鞍、そして北アルプスの山々を見渡すことができ、出発当初、汗水流しながら登ったその自分の姿を思い出した。懐かしい槍ヶ岳、そして大キレッドに穂高。その時の自分と、今の自分を見つめながら、遠く雲上に浮ぶ山々を眺め続けた。


下山中にて♪


白山を振り返る

 約1時間ほどそんな時間を過ごして、10時半下山へと向った。先ほど出会ったおじさんはまだ来ない、やや心配しながら同ルートで下っていき、室堂を過ぎてもまだ見当たらない。さすがに心配になったが、でもその先、ようやく再会することが出来た♪途中で知り合った同じく単独行の方と一緒に登ってきて、話を聞くと途中で足が吊ったりとかなり苦労したらしい。そんな3人で記念に一緒に写真♪寂しい山行であったが、こんな嬉しく温かい出会いもあった。

 さて、この先、3,4人ほどの単独行の方々に面違い、「最高の天気になりましたね!!」っと、気持ちよくあいさつと雑談を交わしながら下っていった。黒ボコ岩から先はかなり苦労したが、でも登ってきたときと違い、雪も柔らかく、サクサクという音を気持ちよく立てる歩きやすい雪質へと変わっていた為に、思ったよりは下りやすくなっていた。それでも一歩一歩慎重に足場を作りながら急斜面を下っていき、そのあとの緩やかな普通の斜面が気持ちよく逆に滑るように一気に下って行った。

 下りは柔らかい雪面とあって、膝を痛めることもなく歩きやすく、気持ちいいほど一気に駆け下りて、12時20分、無事に別当出合へと下山することができた。緊張の糸が解れホッとする瞬間であり、また登山の達成感という喜びをここで初めて味わうことが出来た。不安多い登山であっただからこそ、その喜びも大きかった。また去年の9月以来の久しぶりの2000m超の山、それも一気に2700m!!さすがに自転車の登りも含めて、他の山に比べ物にならないきつさもあり、そんなことからも喜びと達成感は大きかった。

 市ノ瀬キャンプ場へと戻り、荷物を整理して一気に白峰村市街へと駆け下りた。そこでさっそく温泉を見つけて入浴♪受付のおばちゃんに気持ちよく、「かんにちは!、お願いしまう♪」っとお金を渡すが無視されてしまった。同様に地元の人だろうと思われる温泉客数人にもあいさつを交わしたが誰一人として言葉が返ってこなかったのが寂しかった。温泉開店時とあって、やや込み合っていたが、年配者だけにみんな長湯だろうと思っていたのだが、ここの人たちは、みんな上がるのが早く、ほとんど湯に浸かることもなく上がっていった。これにはちょっと驚いたが、まあ、静かな湯船でこのあとのんびりと寛ぎさせてもらった。


白山麓総湯温泉にて♪


手取川ダム

 先ほどの受付の方に無視されてしまったのが悔しくて堪らなかったとこから、出るときにも「ありがとうございました!♪」っと、おばちゃんを見ながら行ってみるが反応無し、なにくそと、最後、入り口を出るときに、ちょうどこちらを見ていたので、笑顔でペコリと頭を下げてみた。するとおばちゃんも笑顔でペコリと頭を下げてくれた。大したことではないが、この笑顔のやりとりが嬉しく、ウキウキ気分で最後は温泉を後にした。

 この後、時間にも余裕があり一気に辰口町の道の駅、”しろやまさん”まで行こうと思ったが、足取りは思ったよりも重く動かない。登山の疲れもあろうが、温泉へ入浴したことも大きいだろう。脱力感に襲われ、もうひと漕ぎひと漕ぎが精一杯で必死!また空腹にも同時に襲われたが、進めど進めど商店はなく、ひたすら堪えながら、また、途中で何度も休憩を挟みながら、少しずつ距離を延ばして、ようやく辰口町に入ったときにコンビニを発見!そこで夕食兼昼食?を取って、17時半ごろ道の駅へと到着した。

 まだ日は高く、いつもならテントを張るような時間ではなかったが、意外な寒さと、また疲れから早く横になりたくて、一目に付かない空地を見つけて今日はすぐにテントを設営した。同時にボーっとした時間を過ごした後、そんまま19時には就寝についてしまった。日記を残して・・・


 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん&レトルト中華丼
 ・昼食 : パン・エネルギードリンク・菓子
 ・夕食 : コンビニ弁当
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