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更新日時 03/06/23 8:31
本日のデータ
日付
6月22日
天気
曇のち晴
旅行日数
347日目
体調
良好
本日の移動
 天王町〜男鹿半島一周〜琴岡町
走行距離
110.6 km   
現在地
秋田県琴丘町
総走行距離
15122.2 km   
宿泊地
道の駅・琴丘
今日の出費
食費
2189 円    
宿泊費
0 円    
観光費
0 円    
雑費
417 円    
経費詳細

 雑費:文具等




なまはげライン

 男鹿半島といえばなまはげの地。いろいろ見てみたいのだが、以前に車でただ走らせただけではあるが、それでもまわったことがあるために、なんとなく行く気がしなかった。雰囲気を知っていたということもあるが、それよりも、あのアップダウンのきつさを思いだしてしまうらだ。とくに半島の東海岸である。そこを避けても通れるのだが、でも、自転車でもう一度のんびりと走ってみたい気もした。どうしようか、道は決まらぬままの出発となった。

 今朝はいつもよりは早い出発。起床は変わらず6時なのだが、日記の更新が意外にすんなり終り、また準備も急いでいたわけではないが、8時には出発することができた。まずは海岸線沿いを(国道101号)を進む。今日は日曜日とあってか車もまばらで走りやすく、また気持ちがいい。快調に走っているとあっという間に半島の走る道の分岐点。右を行けば島の北部の山沿い走る”なまはげライン”、左を行けば、海沿いの難路だ。だが、ここにきて、何の迷いも無く海側をとった。迷いがなかったというよりも、あまり考えてなかったと言った方がいいかもしれない。ただ、真っ直ぐの信号が青だったから、止まるのが嫌でなんとなく選んだ感じだ。


潮瀬崎


ゴジラ岩は?!

 半島南部は自分が思っていたよりもアップダウンは少ない快適そのものだった。潮の香りが清々しく、また、のどかな漁村の風景が続き、それらを眺めていると心が洗われてくる。そして最後はそんな海に魅かれて何度か休憩しながらのんびりと自転車を進めていった。潮瀬崎ではゴジラ岩があるということで、さっそく散策へとでかけたが、そこら中に岩がニョキニョキと岩床にはえる様に並び、どれがそうなのかサッパリわからない。ただ、その不思議な景観には魅せられっぱなしであった。こんなに美しかったとは!「男鹿半島!なかなかやるの〜」と、ひとりつぶやきながら自転車にまたがった。

 そこからさほど進むことなく巨大な”なまはげ”像が姿を現した。それに魅かれてまたまた道草。すぐ前には露店が並び、「ちょっと食べてみてー」、という誘いに魅かれてまずはササエを試食♪「こりゃ!うまい!」、そしてここでも前回、象潟、秋田でと食べそびれた岩カキが並んでいるではないか。それもなかなかの格安・・・ とは言っても、昔食べたときのあの強烈な生臭さが甦り、なかな購入する勇気がでなかった。また、店先でもらい、そして食べれずにすぐに捨てるという行為も出来ない。でも食べたい・・・ そんな思いを店のおばちゃんに話すと、「なら、小さいのあるから食べてみてごらん。」と、やや小振りではあるが、身のしっかりしてそうなのをひとつ選んでくれ、破格の200円で食べさせてくれた。見た目はメチャメチャうまそうだ!、いや、前回、生臭さで吐き出したときも、見た目だけはうまそうであった。緊張の一瞬だ!貝の見た目以上に大きな身のカキを恐る恐る、口の中へと持っていく・・・ 「こりゃ!うまい!!、おばちゃん美味しいね!」、とすぐに喜びの声をあげ、おばちゃんにぶつけた。どちらかというと、美味しいのが嬉しかったというよりも、食べれた自分が嬉しく、味覚の大発見であった!ウニやイクラも同様であったが、やはりこういう生ものはとくに現地で食べるのが比べようもなくうまい。自分の中のカキに対する不安、恐れを一気に取り除いて、晴々とした気持ちでまた漕ぎ始めた。


なまはげが出迎えじゃ


露店がならぶ


生の岩カキを再トライ・・・

 ここから先はいよいよ半島の東海岸へと入りアップダウンが姿を現した。「さあ、気合をいれて・・・」と、思った矢先、また気になり看板が自転車をとめた。”五社堂” なまはげの起こりともいわれているところである。5つの神社が静かな山中に並んでいるのだが、そこまでは鬼が作ったといわれる999段の石段をのぼっていかなければならない。何も手を加えられていないだろう、自然石そのまんまの石を並べた不揃いな階段を汗を噴出して登って行った。

 五社堂:昔、漢の武帝が5匹のこうもりを率いてこの男鹿にやってきたそうだ。こうもりは鬼へと変わり最初はよく働いたので、武帝が休暇を与えると、鬼達は嬉しさのあまり田畑を荒し、家畜や娘達をさらっていったそうだ。困り果てた村人は鬼退治を試みたが失敗し、こんどはある賭けにでた。鬼と相談し、一夜のうちに1000段の石段をつくったら、毎年ひとりづつ娘をさしだすというもので、できなければ帰ってくれというものだった。だが、鬼達はあっとう間に作り進み、もう完成というところまで来てしまった。999段の時に村人達は慌てて物まね上手に「コケコッコー」と時を上げさせた。鬼達は悔しがり去っていったという。五社堂はもちろん、それら鬼をまつったものだそうで、これが「なまはげ」の起こりともいわれている。


999段の階段・五社堂


五社堂


美しい男鹿の東海岸

 気も取り直して改めて東海岸に挑戦だ!予想以上の急な登りが続くが、これまた予想以上の景観も続いた。「こんなに綺麗なところだっけ・・・」、自転車と車では見えてくる景色が違うのかもしれない。それとも以前の私には景色を楽しみということが出来なかったのかもしれない。この景観美はいつまでも続いた。だが、それと共に、アップダウンも果てることなく続き苦しめられたことも確かだ。

 それでも、順調に漕ぎ進め戸賀の集落に入った。入道崎まであと少しだ!そう思っていたのだが、ここからが最大の難所でり苦しめられた。海から突き上げるように一気の登っていく。まさに激登であった。あまりの傾斜にS字を大きく描きながら登って行きたいところではあったが、だが、交通量が意外に多くて、とても出来る状態ではなく、ただ直にバランスをとるにいっぱいいっぱいの速度で必死に登って行った。流れる汗はもう止まらない。それでも漕ぎ進む。やはりこうなると最後は気力だけであり、この激登に対する怒りをそのまま坂にぶつけていった。


絶壁!


坂はしんどい・・・


えっちらおっちら



豪華にざっぱ汁定食!


なまはげの親子

 ここを登りきると後は、緩やかな坂の快走路となりそして到着しました入道崎♪苦労しただけに喜びもさすがに大きく、すぐに岬の散策へと出かけたかったが、楽しみは後でとっておいて、まずは腹ごしらえ。ここまで意外に時間がかかってしまい、すでに13時をまわってしまっていた。空腹を堪えながら、岬にならんだ賑わうたくさんのお店を物色してまわる。だが、どれもこれも高い・・・定食物は安くても1000円ほどの料金であった。そして上を見ればキリがないほど・・・ ちなみにその上とはイクラ丼だ!もちろんそんな上をここで食べれるわけもなく、いちばん安い定食であり、名物だとも言う「ざっぱ汁定食」を注文した。海の幸いっぱいの味噌汁なのだが、それにしても甘い・・・ 私には甘すぎる。大金を叩いたのに失敗したと悔しがりながらも全て平らげて、それからお楽しみであり、そして懐かしの岬の散策をした。

 黒と白のラインの灯台が懐かしく、変わらぬ姿でいてくれているのが嬉しい。海沿いの崖では、たくさんのカップルや家族ずれで賑わい、そして寛いでいた。私もそのなかでポツンとひとり座り、ゆっくりとそよ風のように流れる時間をしばらく楽しんでから岬を後にした。


着いたぜ入道崎!


記念撮影♪


美しい海岸

 帰路は半島を一周回るように北側の県道55号を選んだのだが、こちらも途中から分岐する。そのまま海沿いを進むか、やや山裾へとはいる”なまはげライン”をとるか・・・ こちらも迷いに迷った。なまはげラインの方が見所がおおいのだが、だが、実際は観光以上にすでにヘトヘトであった。もちろんあの東海岸の疲れなのだが、でも、道は自然とややきつそうな山裾路(なまはげライン)をとっていた。ここも分岐まで決まらなかったのだが、だが、分岐の見た目からなんとなく、なまはげラインを選んでいたのであった。もちろん自転車を止めて悩むということはなかった。自分でも今思うと不思議なほどに、あっさりと導かれるようにして入っていった。

 まず最初に迎えてくれたのが”万体仏”で、見た目はなんの変哲もない小さなお堂なのだが、一足、中へとはいると約1万体の杉の木で彫られた仏が壁から天井いっぱいまで並べられていた。全ての仏の目が私を見ているようで、そして見透かされているようでなんとなく恐怖さえ感じるところであった。

 お次はなまはげの祭りで有名な真山神社へと行ってみた。ここまでの道はピストンとなり、また坂もきついため、途中から自転車を置き捨てて、残りの1Kmあまりは歩いて行くことにした。ずっと自転車を必死で漕いでいただけに歩くのはより気持ちが良かった。歩き足りないほどであるほど、意外に早く神社へと入り参拝した。今はなんの変哲もない神社であったが、一度、祭事となれば他にはない特異な姿の”なまはげ”が踊り狂うのだろう・・・ 今は知るよしもないが、それは次にまた来るときの楽しみとし、神社を後にした。ただ、この神社のすぐ近くには”なまはげ伝承館”というなまはげの文化、歴史を伝えるところもあるのだが、神事で実際にこの目で見てみたい。そんあ思いから入館をしなかった。またもちろん金銭的な面もある。


万体仏


真山神社にて


真山神社本殿


ここにも、なまはげ


真山の榧(かや)の木


男鹿の田園


 真山神社を最後の観光とし、あとは小さなアップダウンの続くなまはげラインをのんびり越えて、男鹿半島の旅を終えた。そしてこの後は穀倉地帯である八郎潟見学へ!ただ、もう時間もなくなってしまったことから、資料館の見学は明日へと持ち越し、今日は八郎潟南部の道を通りながら、目的地である道の駅・琴丘へと入ることにした。

 すでに八郎潟に入る前から、もう地平線まで伸びているのではないかという田園の広がり具合にいきなり驚かされた。「八郎潟の外もこんな具合だったとは・・・」、予想もしなかった景色に魅せられ続けたが、だが、よく目を凝らすと畑もある。いやあるどころか、場所によっては果てしなく続いているではないか!田園の地と思っていただけにこれにも驚いたが、しかし、なぜだろう。昔からなのだろうか、それとも近年の過剰米に対する減反のためだろうか、分からないが、しかしこれにも驚いた。だが、この驚きはまだまだ続く。長い長い田園を抜けて、ようやく八郎潟に入り、島の南端道路を抜けていったのだが、こちらは田園も畑もなく、ただの荒野のなっていたのにはまたまた驚いた。八郎潟は隅から隅まで田園と思っていただけに、意外な景色で、またそれが日本離れしている。サバンナのようにも見えるほどで、その端を漕ぐ進む道は、また日本離れし、さらには本州にいるとは思えない一直線の道が果てしなく続いていた。最初はその景色に見惚れ楽しんでいたのだが、すぐに飽きるというよりも、進めど進めど変わらぬ景色に呆れかえり呆然とし、空いた口がふさがらなくなるほどであった。また疲れも出だし、また向かい風となって自転車が漕いでも漕いでもなかなか進まないといった自然条件もあっただろう。でも、それにしても不思議な土地だ。


畑&田園が広がる


八郎潟なのに田園は?!


八郎潟湖

 もう何キロ走っただろうか。道がようやく曲がったと思ったが、曲がった先はまた地平線まで続いているのだがらすごい。いや、途方に暮れた・・・ 北海道にいったらどうなってしまうのだろう。今今のような観光メインの旅が一変するだけに、ちょっと怖い気もする。そんないろんな思想を巡らせながら、ようやく八郎潟を抜けて、国道7号へと戻り、道の駅へと日暮れと共に19時に入った。久しぶりの100km超にもうクタクタであった。

 ちなみにこの道の駅、嬉しいことになんと24時間解放の休憩所がある。そのため、明るい部屋の元、テーブルの上で読書、PCと励むことが出来たのだが、夜は明るすぎてなかなか寝付けずに23時頃ようやく眠りについた。

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 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん&レトルトカレー・味噌汁←いつも書き忘れてました(汗)
 ・昼食 : ざっぱ汁定食
 ・夕食 :

パン・太巻き・菓子

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