毎日更新旅日記
旅の動機
旅の概要
旅の予定マップ
旅の持ち物
 
表紙へ

 

 

 


更新日時 03/08/08 9:28
本日のデータ
日付
8月 5日
天気
旅行日数
394日目
体調
良好
本日の移動
 白雲岳キャンプ地〜旭岳〜青少年キャンプ場
走行距離
0.0 km   
現在地
北海道東川町
総走行距離
16982.8 km   
宿泊地
青少年キャンプ場
今日の出費
食費
810 円    
宿泊費
200 円    
観光費
500 円    
雑費
0 円    
経費詳細

 宿泊費:キャンプ場料金
 観光費:旭岳温泉




山を見上げて・・・

 ※コースタイム:起床(4:20)〜出発(6:30)〜旭岳(9:30)〜(休憩2時間)〜下山(14:10)

 見事なまでの朝焼けが迎えてくれた、そんな今日の山行(コース)はまだ全くといっていいほど決まっていなかった。いや、今朝どころか歩き始めてもまだ決まらず、分岐まで来たとき、その気分でコースを選んでいった。そんな迷い迷いの、また良く言えば、余裕を持ったお気楽山行であった。

 そんな今日はコースバリエーションが多い。当初の予定通り真っ直ぐ旭岳に向って今日中に下山してしまおうか、それとも、黒岳を経由して裏朝日キャンプ場までとしておこうか、中岳温泉へといってみようかと、まあ、いろいろ迷いながらの登山であったが、これもまた楽しい。何を買おうか迷っている時と同じ感覚だろう。

 まあ、先に結果を書いてしまうと一番楽なコースである、真っ直ぐ旭岳を経由して下山したのだが、その理由としては、山歩き最終日をゆっくりした山行で楽しみたかったからだ。もちろん早く下山したい、そんな思いもあり、また、その反面、このせっかくの快晴に恵まれ下山するのは勿体ない、せめて、もう1日・・・ と自分の中で必死に戦いながら迷っていた。そんな優柔不断とも言える一日の朝は冒頭にも書いたとおり、真っ赤に染まる雲と共に目覚め、もちろんそんな天気に誘われて、気分良く出発準備を進めていった。昨夜はビュービューと唸る強風にテントはさらけ続け、熟睡もままならない夜であったが、日が昇るにつれ、不思議なほどに風は和らぎ、澄みきった青空の下、気持ちよく山行最終日の一歩を踏み出した。

 ただ、こうして山行が始まったものの、今日は一向に前へと足が進んでいかなかった。もちろんその犯人はこの青空で、進みたくてもついつい好展望に魅せられてしまい足をとめてしまう。また、写真撮影にも力が入り忙しい。とは言っても、今日はそんなのんびりした山行を望んでいたのだから、もちろんこれが楽しくてたまらず、各所で思う存分に満喫してから次へと足を踏み出すという、なんとも贅沢な山行であった。


朝日に染まる


染まる雲海


赤い空


青空の白雲岳


残る雪渓


眼下には雲海

 まず最初に登頂したのは北海岳。ここへ登りつめると今まで望むことができなかった表大雪の山々が目の前に一望でき、また、その山々が囲む中心部は御鉢状となっていて、硫黄で染まった黄色い大地がむき出し、そんな御鉢平ではもちろん草木はなく、また、この世のものとは思えない荒々しい景色が続いていた。そんなこの表大雪までくると登山者は目立ち始め、とくに縦走路で多いのが大学生のワンゲル部(登山部)で、私から見ても羨ましいほど若さいっぱいに弾け楽しみ、そして必死であった。とは言っても私も負けてはいない。何でも年を理由にしたくなく、逆に年を理にしたい。年をとるのも楽しいではないか、でも、実際にはそう思いながらも、お腹周りについてきた肉が気になる最近であった(汗)

 こうして元気に学生たちと声を交わしながら北海岳から間宮岳と越え、そしてこの登山最後のピークとなる旭岳が、どっしりと、また、これまた荒々しい岩むき出しの山容が目の前に姿を現した。その登りは見た目以上に急で、また足をとられ苦しめるが、これが最後の登りだと思うと、どうしても寂しく感じ、逆に短くものたりなくさえある、あっという間の登頂であった。

 道内一の標高を誇るこの最後のピーク、旭岳であるが、ロープウェイが設置されていることもあり、山頂は登山者でゴッタ返していた。大自然の中の人込みと言ってもいいほどであるが、それが逆に私には新鮮であり、また嬉しくさえ思った。みんな同じようにここまで汗水流して登り、そして、この山頂で同じように感動を味わっている。ルート、また体力、その山に対する思い入れ等で感じ方はそれぞれ違うだろうが、この展望、また達成感を得るために登ってきているのはみんな一緒である。とくに声を交わすわけではないが、どんな山でもこの共有感が嬉しく、まるで感動映画を共に見たような大勢ならではの楽しさがあった。

 ここまでこうしてのんびり来たとはいえ、まだまだ時間的には余裕があり、この山頂でさらにしばらく時間を過ごすことにした。流れ行く雲、それに合わせていろんな姿を見せてくれる山々、移り行く展望を眺めながら続々と登頂してくる人達の歓喜の声に、やっぱり私も嬉しくなり心躍らせ山頂という場を共に味わいながら、最後のピークを満喫していた。


トムラウシは遥か果て


北海岳登頂♪


北海岳より黒岳方面


最高の青空


縦走路満喫


御鉢平


快晴!


迫る最高峰・旭岳


最後の登りへ


比布岳方面


豊富な残雪・旭岳


間宮岳方面を振り返る


旭岳山頂より(西)


旭岳山頂より(東)


山頂より比布岳


最高の天気


最後の山頂にて


荒々しい旭岳

 下山。もうこれで終りかと思うと、長く辛いいままでの山行にも関わらず寂しさが込み上げてくる。これが山の不思議であり、楽しさなんだろうと思いながら、「また必ず来るよ!」、そう言い残し、寂しさをグッと堪え最後の下山へと踏み出していった。

 何度も書くが、さすが道内一の山!平日というにも関わらず登山者は多く、その人たちを縫うようにして下っていく。幸い登山道一帯は一面のガレ場でどこを通っても行けるから込み合うことはなく、また、このガレ場に足をとられ苦戦している人たちを横目にどんどん下っていける自分が楽しくて仕方なく、さらに、負けじと追いかけてくる小学生もいたりと共に下りを楽しむという今までにない楽しみを味わっていた。そんな時である、「中村さんですよね?」と声を掛ける女性が一人登ってきた。どうしてこんなところで、と驚きながらも、「はい、でも、どうして私を・・・?」と、返って来る答えは分かっていながらも聞き返してしまう。もちろん、このHPを見て知り、偶然にも私の下山日と、彼女の登山日が重なり、会えるかなと期待して来てくれたそうだ。通称”たまちゃん”。そんな彼女とやっぱり旅の話、山の話で足を止めて盛り上がる。ちなみにこのたまちゃん、夏休みを利用しての北海道・女チャリダー一人旅で、そんな行動力溢れる彼女と、しばらく会話を楽しみ、下山後、また再会することを約束して、またテンポよく下山へと歩み始めた。

 中腹まで下るとそこにはロープウェイの山頂駅があり、登山客のみならずツアーの客も多く訪れ、さらに人で溢れていたが、そんな観光客の中にも自然と溶け込み、またそんな観光客と同じように美しい展望に見せられ感動していた。もう、この山行の中でも数え切れないほど雄大で美しい展望を見てきただけに、今さらこんな所で観光客と共に・・・ と思うかもしれないが、でも、今のこの景色は今回の山行の中で、一番惹かれた山の姿であった。見上げる旭岳、この長い長い山行のなかで最後の山となった思い出の山ということもあるかもしれないが、それにしても、この雄大さには言葉を失うほどで、どんな山よりも大きく、どっしりとして見えた。さらにこの山頂駅周辺には多くの池が点在し、その透きとおるほどの池が、よりいっそう山を引き立てていた。そんな感動の地だけに、またついつい足が進まなくなり、写真撮影にも自然と力が入る。お池周り遊歩道をのんびりこうして散策してから、この山頂駅脇にある、今度は人の気配感じられない静かな登山道へとまた入っていった。

 この先、ロープウェイを見上げながら下っていくことになるのだが、この道が先ほどとは一変、長く、また辛いこと・・・ また自分との戦いに戻ったせいだろう。もう、一歩踏み出すことが辛く苦痛でしかない最後の最後のくだりとなってしまったが、その分、ロープウェイ発着駅が見えてきたときの喜びは大きなものとなり、疲れも忘れその達成感に浸っていた。

 今日の寝床はこの発着駅すぐ近くのキャンプ場だ。さすが山の上のキャンプ場とは違い、なにもかもが揃った、自分にとっては天国のようにさえ見えるほどのところであった。さっそくテント設営して、そして腹ごしらえだ!久しぶりのちゃんとした食事を期待して向ったのだが、食事をとれるようなところは、この発着駅のレストランぐらいしかなく、案の定、出てきた品はレトルト肉を使ったカツ丼・・・ これにはさすがにショックを受けるが、それでも、久しぶりの野菜に、もう幸せいっぱいであった。

 ちょうど食事を食べ終わったころ、ロープウェイから降りてくるたまちゃんを発見!「お疲れ〜」と声を掛け合い、そして、やっぱり、尽きない会話を交わしながら、旭岳温泉入浴へと向い、その後も、そのロビーでたまちゃんと日が沈むまでお互いのことを話し合った。ちなみにたまちゃんはこの入浴した宿であるユースへそのままお世話になることになり、そんな事もあって、のんびりここで語り合ったのだが、しかし気付けばもう19時過ぎと辺りは暗くなり始め、慌ててキャンプ場へと戻った。たまちゃん、ありがとうございました!

 さすがにテントに戻るとドッと疲れが出、自炊ももうやっとという調子であり、食事後はそのまま倒れるように寝てしまった。


たまちゃんと♪


登る人が絶えない旭


姿見ノ池より・・・


旭岳


夫婦池から


ようやく下山


さっそく栄養を!


たまちゃんとのんびり♪

※この日記の写真をクリックすると拡大写真が表示されます。

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん&レトルト丼
 ・昼食 : チョコ・カロリーメイト・カツ丼
 ・夕食 :

スパゲティー

<< 前の日へ

since2001-4