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更新日時 03/09/06 6:26
本日のデータ
日付
9月 4日
天気
旅行日数
424日目
体調
良好
本日の移動
 阿寒町〜足寄町(雌阿寒岳登山)
走行距離
21.2 km   
現在地
北海道足寄町
総走行距離
18782.9 km   
宿泊地
国設キャンプ場
今日の出費
食費
920 円    
宿泊費
0 円    
観光費
0 円    
雑費
300 円    
経費詳細

 雑費:オンネトー湖温泉




阿蘇?!3人の登山

 ※コースタイム:オンネトー湖キャンプ場(9:20)〜雌阿寒温泉(10:00)〜休憩(20分)〜雌阿寒岳山頂(12:20)〜休憩(1時間半)〜オンネトーコースで下山(15:50)

 100名山・雌阿寒岳、標高1499mのこの山に対し期待どころか登るのが面倒なほど興味湧かない山であり、ただ100名山だから仕方なく挑戦する。そういった気持ちでの挑戦であり、こうして今朝、山頂を見上げながら坂を自転車で漕ぎあがっていても何の魅力も感じず、なんでこれが100名山、これ以外にも登りたい山は山ほどあるのに、こんな山に時間を費やすなど勿体ない。そう思うほど変哲もない山頂を見上げながら気乗りしない登山へと向けて漕ぎあがっていた。


激坂〜 暑い!

 ちなみにそんな今朝も4時起きでやっぱりHPの更新から始めるが、このあと登山も控えていることもあり、あまり遅くなることは出来ず途中で諦め、8時前には阿寒湖畔のキャンプ場を出発した。目指したのはオンネトー湖登山口であるが、そのまでの道程が難路で、道こそ悪くなく、逆にこの朝から大型バス行き逢う一大観光地なのだが、しかし、勾配は半端ではな急で昨日に引き続き今日も坂には苦しめられた。登っても登っても坂は続き、あのカーブを曲がれば・・・!と期待を掛けた先も延々と坂は続く。それでも足寄峠をなんとか越えて、また登った分を一気に下り、そしてオンネトー方面へと国道を外れるとまたまた激坂が待ち構えていた。朝から強い日差しが降りそそぎに加え、この坂であるから汗はもう滝のように流れ、そしてもう登山する前から疲労困憊といった感じながらも、なんとか登り切り峠を越えた先にはオンネトー湖だ。信じられないほど湖は青く輝き、またそれでいて澄んでもいた。その不思議なほどの青さに神秘性を感じ、摩周湖に劣らぬ魅力を感じせてくれ疲れを忘れさせてくれた。

 オンネトー湖を横目に抜けた先が国設キャンプ場であり、またここが今日の寝床でもあり、登山口ともなっている。そしてここである方と待ち合わせをしてた。それは高田さん。函館で知り合い、そして斜里岳を共に悪戦苦闘しながら登頂し、そしてこの雌阿寒岳も共に登ろうと今日わざわざ函館より来てくれ、そしてもうすでに彼女は到着していた。再会を喜び合い、そして間も置くことなくすぐに登山へと出発した。やや遅い9時20分の出発であったが、しかし山自体がハイキング的な感覚で登れるほど標高差もなければ難易度が高いところがあるわけでもなく、遅い出発とはいっても何も問題ない時刻であった。そんな山だから期待もやはり小さくなってしまう。第一標高1500mも満たない山である。北海道の低い森林限界と言えどもそれを越えるのはやっとであろうこの山にどんな魅力があるのだろうか、考えれば考えるほど気乗りしなくなってしまう。こんなだからこそ、こうして山田さんが訪ねて来てくれたのが嬉しかった。一人で黙々と挑戦するような山でないだけに、また時間的、体力的にも安易な山だけにハイキング気分で楽しみながら登りたい山だ。そう思うからこそ、山自体に対しての期待よりも、ただ山を楽しみながら登ろうと思っていた。


ようやく到着オンネトー湖


神秘性漂う

 そんな気持ちで始まった登山。最初はオンネトー湖畔をのんびり散策しながら歩く。広がる青空により湖は一層青く見え、また角度によっては澄んだ緑にも見えるほんと不思議な湖である。そんな湖を横目に越え、そして樹林帯を30分ほど歩んでいくとオンネトー湖温泉へと出る。と言ってもここは先ほど通ってきた車道沿いの温泉まで戻ってきたことになるが、これが縦走するには仕方のないルートになる。ちなみにここで私だけ休憩。どうも朝のあの激坂の疲れからか息が乱れ調子が出ない。そこでパワーを付けようと、この温泉宿で缶ジュースを購入し元気をつけようと立寄ったのだ。ちなみに彼女は歩くのが遅いからと先に歩を進めていった。そんなときである。あれほど朝は青空が広がっていた空が気付けば今、分厚くどす黒い雲で覆われ、そしてなんと雨が・・・ それも小雨でなく容赦ない土砂降りだ。さすがにこれには一歩も動けず宿の軒下で呆然。そして先へと進んだ高田さんが大丈夫かと心配にもなるがどうしようもなく、私もさすがにこの雨では動きようがない。ただコーラを飲み、そしてさらに元気つけと早弁してるしかない。だが、そうしているうちに空はパーッと明るくなり、それと同時に嘘のように雨はあがりまた青空が広がりだす。そのあまりの変わりように先ほどの雨が信じられないほどで、まるでキツネにばかされたようであった。

 慌てて高田さんを追いかける。どうやら高田さんも「こんな雨でも登るのだろうか・・・?!」と心配していたらしく足を止めていたそうで幸いすぐに追いつくことが出来た。また、生い茂った樹林帯の中というお蔭もあり、ほとんど濡れることもなかったそうで一安心したのだが、しかしこのあとこの雨がもたらした蒸し暑さに悩まされることになった。まあ、そうは言っても天気のいい事には申し分なく、額に汗を流しながらも一歩一歩標高を高田さんとともに稼いで行った。


高田さんに追いつくぞ!


山頂はどこかな?


いい眺め♪



オンネトー湖だぁ!

 しばらく歩くと樹林帯を抜けハイマツ帯へと出、展望が一気に開ける。見下ろす大地は辺りに高い山がないだけに延々と緑が続いていた。そしてその大地の一番手前には緑の大地に完全に浮いてしまっている真っ青な湖がある。そうこれが登山口にあるあのオンネトー湖だ。相変わらず何度見ても神秘性を感じる青さを誇り、それに惹かれてつい何度も振り返ってしまう。そして何度見ても飽きないから不思議である。そして山頂を見上げれば徐々に荒々しい様子を見せていた。そしてそれが北アルプスの焼岳のように私には見え、「焼岳だよ焼岳!」と思わず高田さんに叫んでしまうのだが、もちろん焼岳に登ったこともない高田さんは分からない。

 このガレ場へと入り一息登れば稜線へと出る。そしてそこで思わず息を呑み、そしてただ呆然と眺めた後、「阿蘇だ・・・」とここでも思わず声を出し、またもや「阿蘇だよ!」と、まだ到達してない高田さんに叫ぶが、もちろん意味が分かるわけもない。その山頂から続く稜線、いや、稜線というより火口のふちなのだが、その一歩奥は百メートル以上あるのではないかという絶壁、果てしなく窪んだ先に赤池と呼ばれる水溜りのような池があるのだが、実際はかなり大きいのだろう。ただ、この火口のあまりの巨大さに水溜りの様にしか見えないほど、火口は深く深く続き、そして未だに噴煙を上げている箇所もあり恐ろしさも同時に感じるほどであった。淵へと登りつめた高田さんも思わず言葉を失い、そのあとはもう「すごいね〜!」としか言葉が出ないようであった。そんな火口を見下ろし2人して絶えず驚きの声を上げながら淵沿いに登っていくと山頂だ。だが、いつの間にか霧で覆われここまでくると火口どころか数m先も見えないほど視界はなくなっていた。そして冷たい強風が吹き荒れ、あの最初の蒸し暑さが嘘のようにな寒さにここでは襲われた。登頂と同時に、1枚、2枚と着込んでいくが、いくら来てもこの寒気は収まらず手はかじかみ足は震え、真冬の山頂のように寒い。もちろんここで昼食♪といきたいところなのだがそんな状態ではなく、強風に耐えながらなんとか写真撮影を済まして、山頂から逃げるように後にした。


おお!巨大な火口


赤池と噴煙


寒い〜 山頂です。

 この後もしばらく御鉢巡りは続き、なお火口淵沿いを歩いて行く為に風は収まることはなく霧も同様に変わらない。10分ほど歩いただろうか、少しは山を背にし下った為か、やや風は衰えたものの寒さは相変わらずだが、しかしもうここで妥協し昼食タイム♪寒さに震えながらもお湯を沸かして暖をとりながらの食事、そして天候の回復をここで待つことにもした。寒くて堪らなくはあるが、しかし、ここから前面に見えるだろう雄阿寒岳、そしてその先には高田さんと共に登った斜里岳も見えるだろう。その展望を期待してしばらく待っていると後ろから声が聞こえてきた。振り返ってみると、なんとつい先日根室でお会いしたのずさん(石井さん)ではないか!この雌阿寒へ来ることは知っていたのだが、明日登山するものだと思っていただけにビックリ!天気もよさそうで今日に変更し登ってきてしまったそうだが、昨日も羅臼を縦走登山しているはずなのになんともタフな・・・ と思いながらも意外な再会を喜び合い、そしてここで共に天気の回復を待ちながら暖をとることにした。そしてその期待に答えるかのように1度か2度ほど雲はパーっと晴れ期待していた雄阿寒岳方面こそ見えなかったものの、反対に聳える阿寒富士が一瞬ではあるが望め、思わず3人同時に歓喜を上げそして名の通り「富士山だ!」と声を溢してしまうほど、そのそこからみた風貌はまさに富士山であり、あまりの美しさに思わず3人魅入り、そして「あっ!」と誰もが思い出したようにカメラを取り出すのだがそのころにはもう霧で瞬く間に視界はなくなっていた。


のずさんと再会!


すごい噴煙・・・

 1時間半そこで天気の回復を待ったのだが、結局望めたのは一瞬だけであり、最後は雨さえ風とともに舞い、そして寒気を連れて来る。さすがに寒さに耐え切れず、また時間もそろそろ余裕がなくなってきたこともありここで断念してのんび下山へと向うことにした。今から周るお鉢の東側の噴煙は激しく。そのすぐ脇を登山道は通る為に硫黄の臭いがきつく思わず口を手で覆いたくなるほどの臭いの中を抜け、そしてガレ場に足を取られまいかと慎重に下っていく。ガスを越えようやくホッとした頃だろうか、風と共に一気に先ほどのあの深い霧は晴れ、そして目の前に現れたのが先ほどの阿寒富士。その雄大な風貌になんども振り返り見ては驚きの声をあげ、3人もうその景色にすっかり魅せられ、そして会話もやはりそんな驚きに胸高ぶらせられ自然と弾み、この後も楽しく下山の道を歩み、そして時が経つのは早く気付けば登山口と言った具合であっという間の下山でもあった。それだけ楽しかったとも言えるだろう。


阿寒富士


下山も快調


晴れ間ものぞいて♪



オンネトー湖温泉!


最後はテントで宴会?

 こうして3人、下山すれば待っているのは宴会だ。このあと阿寒湖温泉街まで買出しに出かけ、帰路はオンネトー温泉に立ち寄り汗を流す。ちなきにこの温泉がまたいいこと♪乳白色の湯に巨大な露天、そして赴きある内風呂もなにもかもが申し分なくついつい長湯。こうして19時過ぎようやくキャンプ場へと戻って、待っていたのずさんのお父さん、さらには同じキャンプ場の方々も招き6人という賑わいの中、宴会は始まり、会話絶えない楽しい時間は続いたのだが、さすがに21時をまわることになると寒さに皆震えだし、ひとりふたりとテントに避難していく。結局最後まで残ったのは登山組の私たち3人、だが、次期にとても居られなくなってしまい、だが、それでも今度は3人テントの中で宴は続き、0時近くまで暖をとりながら楽しい夜を共に過ごした。

 こうして、今日1日を終えたのだが、振り返ればあれほど気が向かなかった雌阿寒登山のはずなのに、展望に驚かされっぱなしであり、また出会いにも恵まれ、思い出深く、また登りたい!そう思わしてもくれる最高の雌阿寒岳であった。

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 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん・コンソメスープ(豚肉・ほうれん草入り)
 ・昼食 : パン×2
 ・夕食 :

カップやきそば・つまみ各種

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