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更新日時 02/09/24 3:03
本日のデータ
日付
9月 7日
天気
曇のち雨
旅行日数
61 日目
体調
良好
本日の移動
 槍岳山荘〜大キレッド〜北穂高岳〜穂高山荘
走行距離
.0 km   
現在地
北アルプス
総走行距離
1878.1 km   
宿泊地
穂高山荘(キャンプ場)
今日の出費
食費
300 円    
宿泊費
600 円    
観光費
0 円    
雑費
0 円    
経費詳細

 食費:水代
 宿泊費:キャンプ場利用料




大キレッド

 さて、今日の天気は?とりあえず雨音はしない。4時10分起床。さっそく外を見渡すとうっすらと山峰が見えた。悪くはなさそうだ。さっそく朝食をとって、テント撤収を後回しにし、サブバックを背負い、5時15分槍ヶ岳へと向かった。

 思っていたよりも登りはそれほどきつくない。ザックが軽いこともあり、スイスイ登っていけるのだが、すぐに年配グループに追いついてしまい、あとはそのあとを追ってのんびり登る。登っている最中に日の出を迎えることになってしまったが、、そこから見る、山荘や山々の朝日に照らされた姿がとても美しかった。また、天気もよく遠く富士山まで望むことができた。


槍へ登頂途中
朝日に染まる小槍

槍へ登頂途中
朝日に染まる槍岳山荘

霧の中の
槍ヶ岳山頂にて
記念撮影

 5時40分山頂へ立った。残念ながら先ほどまではあれほどの天気だったのに、山頂に立ったときには、みるみる雲に覆われ一面の霧となってしまった。それでも、所々霧が晴れ、朝の山々を見ることが出来た。霧が晴れて大展望になることを6時20分まで待ったが、残念ながら完全に晴れることはなかった。それでもある程度望めただけでもよかった。


槍下山途中
笠ヶ岳

槍下山途中
穂高方面を望む

槍岳山荘より
朝の蝶ヶ岳

 山荘へ下山後、みるみる霧が晴れて見渡す限りの大展望となった。山頂で見れなかったのは悔しいが、それでもこの登山初の大展望に見入ってしまった。


槍岳山荘より
朝の 笠ヶ岳

槍岳山荘より
双六岳方面

槍岳山荘より
見下ろす殺生ヒュッテ

 6時50分。テントに戻って撤収へととりかかる。さすがにこの時間までテントを張っていたのは私だけだった。それでも、もう撤収には慣れている。あっという間に片付けて、7時20分、今日の目的地、穂高岳山荘に向けて出発した。さきほどの大展望から打って変わり、そのときには霧の中だった。

 南岳小屋までは大したアップダウンもなく、のんびりした山行を楽しんだ。ただ視界はほとんどなく、たまに少し霧が晴れる程度だった。それでも雨が降らないだけよしとしよう。

 9時20分。思っていたよりの楽に南岳小屋に到着。このペースなら思ったよりも早く今日のキャンプ場に着けそうだ。そしていよいよそこから難易度の高い大キレッド越えだ!それでも一般ルートだけにあまくみていたのだが、実際に下り始めてビックリ。予想以上の難所だった。鎖のない岩場も多くそれらに苦戦させられた。慎重に慎重に下っていき、なんとかほぼ下りきった。そこから北穂の登りまで小さなアップダウンが続く稜線になるのだが、ここも気が抜けなかった。細い稜線が続く。また、後半のナイフリッジはとくに怖かった。それでもなんとか切り抜けて、ようやく北穂の本格的な登りになるのだが、ここもいままで同様きつく、危険な岩場、鎖場がひたすら続いた。気を抜く暇がない。必死にそして慎重に登っていき、そしてようやく、12時15分、北穂高小屋へ。ひたすら難路が続いただけに山小屋にたどり着いた時はほんとうに嬉しかった。


槍岳山荘より
大迫力の槍ヶ岳

大キレッド下より
下りて来た南岳を見上げる

大キレッドのどこか・・・

 この嬉しさを他の人と共感したいために、いろいろな方とお話した。みんな乗り越えてきた方は同じ気持ちらしく、お互い難所の話で盛り上がった。

 12時50分、今日のキャンプ地、穂高山荘に向けて、また、気持ちを引き締めて出発しようとしたとき、突然パラパラと小雨が・・・ 仕方なく雨具を着る。この先、霧の中の雨の降ったり止んだりの山行となった。気を取り直して出発へ。ここからも同様に難所が続いた。先ほど北穂でお会いした2人組の方、鞠谷・高橋さんグループと、何度か休憩時なのでまた一緒になり、山行の険しさを共感した。


喜びの北穂高岳山頂
でも疲れか険しい顔(笑)

涸沢岳へ向かう途中
下を見下ろす

涸沢岳方面を見上げる

 何度も何度も難路の小ピークを越え、そして、最後に直登のきつい鎖場を登りきって、とうとう14時50分、涸沢岳山頂へ。長かった。命を削る思いで、ここまで着ただけに、その嬉しさは言葉に出来ないほどだ。少し後から来られた鞠谷・高橋さんと共に喜びを分ち合った。そして15時半、あと残り15分ほどの道のりを語り合いながら下っていった。


涸沢岳山頂

穂高山荘での夕方
のぼる虹

カメラに収まらない
綺麗な半円を描く大きな虹

 山荘に着いたときも相変わらず天気はあまりよくない。一面の霧の中だ。また、雨が降ってくる前に急いでテントを設営した。そして夕食のしたくをしようとしたころ、とうとうまた雨が降りだす。それも今度は本降りだ!1時間ほど降っただろうか・・・ この雨ではさすがに自炊はできない。もう夕食をあきらめかけていたころ、雨が小降りに。その隙に、傘を片手に夕食を作る。なんとか作り終え夕食をとっていると、雲が一気に晴れだした。そして大きな虹が天にかかる。あまりに素晴らしい光景に箸をとめ、景色に見入った。さらに、山々が赤く染まりだし、雲海の中へと吸い込まれる夕日・・・ 雨の後の澄んだ空気の下の最高の夕日だった。その頃にはテントを出て、山荘を東西に駆け回っていた。その頃には、すっかり夕食は冷めてしまっていた。その後、じきにまた霧に包まれ視界はなくなった・・・


穂高山荘から
雲海に沈む夕日

夕焼けの空

穂高山荘から
雲海に沈む夕日
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